ReOPA特別イベント～マインドフルネス講座～を開催しました

スタッフのナオです。

10月30日(日)にReOPA特別イベント～マインドフルネス講座～を開催しました。

これまでも何度か開催してきたマインドフルネス講座ですが、今回も前回に引き続き、オンラインにて高野雅司先生にご協力いただきました！

高野先生はワークショップ等を通じて、ハコミセラピー（マインドフルネスを応用した心理療法）の紹介、普及やその他にも様々な活動をされており、本も出版されております。そのような方の講座を受けることができて本当にありがたく思います！

まずは高野先生からマインドフルネスについて説明いただきました。

マインドフルネスとは仏教用語で「念」を指し、「念」を分解すると「今」と「心」、つまり、今この瞬間の自分自身に意識を向けるということになります。

ただ、ほとんどの人が今に意識が向いておらず、９割以上の意識が過去か未来に向いているそうです。気づきの瞑想とも言われているマインドフルネスは、今に意識を向け続けることで、今の自分の心と体に何が起きているのか気づくことができるという効果があります。

マインドフルネスを行う上で、高野先生からは、雑念が浮かんでも問題はなく、ただ浮かんでくる雑念に「～。」をつけて終わりにする、浮かんできたことについて何か考えたり、分析したりしないということを教えていただきました。

また、仏教用語には「止観」という言葉があり、「止」には雑念を止める、無にするという意味があり、「観」にはただありのままを観察するという意味があるそうで、マインドフルネスの瞑想は「観」に近いようです。

次に呼吸によるワークを行い、実際にマインドフルネスを体験しました。

１回目のワークでは、①立った状態で肩幅に足を開き、目を瞑って呼吸に意識を向ける→②呼吸の感覚に意識を向ける（鼻を通る感覚、吐いた時と吸った時の違い等）→③体の各部分に意識を向ける（頭から足の裏まで）→④座った状態で引き続き、呼吸に意識を向ける、以上の内容を数分間行いました。

実際に始めてみると、いろいろと雑念が浮かんできてしまいますが、高野先生から雑念が浮かんでもいい、「～。」をつけて終わりにする、ということを教わったので、無理に雑念を消そうとせず、あまり気負わずにできたので、徐々に呼吸に意識を向けることができました。しばらく続けているととてもリラックスでき、最後の方はかなり眠くなってきましたね。（笑）

続いて２回目のワークでは、①座った状態で呼吸に意識を向ける→②心にフォーカスする、心の状態に意識を向ける、以上の内容を数分間行いました。

２回目なので、呼吸に意識を向けやすくはなったのですが、心に意識を向けると「今日、あれをやらなきゃ」「明日の仕事どうしよう」など、今以外に意識が向いていました…。（苦笑）

ワーク終了後の高野先生への質問タイムでは、「マインドフルネスは１日どのくらいやればいいのか？」「どのような態勢で行うのがいいのか？」「マインドフルネスをするタイミングは？」「セミナーに参加するのも必要？」「今に意識を向け続けると、どうなるのか？何が変わるのか？」等、様々な質問が挙がり、各質問に対して高野先生から丁寧で分かり易い回答をいただきました。

今回のマインドフルネス講座も、参考になる話をいろいろと聞くことができ、ワークを通じて様々な気づきもあり、とても貴重な時間となりました。

高野先生が考えるマインドフルネスとは、「自分と仲良くなること」だそうで、今の自分の心、体の状態を知ることで、今の自分にとって何が適切か分かるようになるとのことでした。

そして最後に高野先生から、とっておきの情報を教えていただきました！

その内容は・・・、寝る前に「今日、どんないいことがあったかな」と思い出すこと。

ちょっとしたことでもいいので、その時の場面、自分の気持ち、感覚を思い出すことで、脳にとてもいい効果があるそうです。

人間は本能的にネガティブなことを記憶する傾向がありますが、心地よい感じを思い出し、味わうことで、脳の中で新しいシナプスができ、それを繰り返すことによって、なんと脳が変わってくるとのこと！（マイナス脳からプラス脳へ）

是非、皆さんも試してみてはいかかでしょうか？

今回、久しぶりにオンラインでのイベント開催となりましたが、盛り沢山の内容で、非常に濃いイベントとなりました。参加者の方も高野先生にいろいろと質問されていたので、マインドフルネスに興味をお持ちなのがよく分かりました。

今後も定期的にオンラインでのイベントも開催していければと思っておりますので、よろしくお願いします！

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました！