特別イベント～就労について考えよう～を開催しました

11月29日(日)に特別イベント～就労について考えよう～を開催しました。

前回も好評だった就労イベント！今回も前回に引き続き、就労移行支援・就労定着支援事業所「ビルド神保町」の施設長の柴田 泰臣さんを講師としてお招きしました。

前回は会場をお借りして開催したのですが、オンラインでやるのは初めてでスタッフ側もドキドキ。

まずは柴田さんのお話から。柴田さんはとてもお話が上手く、笑いも交えて分かりやすく説明して下さって前回も大好評。

今回もスライドをご用意して下さり、丁寧にお話下さいました。やはりテンポよく、笑いやご自身の失敗談なども交えて楽しくお話して下さり、皆さん飽きずに熱心に聞かれていました。

仕事のイメージって？という話題では、ネガティブな側面とポジティブな側面、どちらもあるよねというお話があり、ハッとさせられた方が多かったようです。どうしてもネガティブな側面ばかりに目が行きがち。安心感や安定感、やりがいや成長を感じられる、などのポジティブな側面も、考えてみると意外とあるなと気付かされました。どちらの側面もあるけど、どちらの面を大事にするかが大事、というお話。とても印象に残りました。

会社がどんなに配慮しても、自分がどんな気を付けていても「ストレスがない」ということはあり得ない。ミスが絶対ない、ということはあり得ない。というお話に皆さん、うんうんと頷きながら熱心に聞かれていました。その中で柴田さんが今日まさに起こった自分のミスのお話をして下さいました。まさかの展開に、大きな笑いが起こりました(笑)誰にでもどんな時でもミスはあり、思わぬことが起こるものですね・・。

「働く」ことについて「どんなCを生きるか」というお話も。ここでは皆さんでCの単語を思い浮かべながら話を聞きました。時間があれば皆さんで考えながらワークをやっても楽しいかも・・と思いました。

また、「働く」ことの一つの選択肢として「オープン就労」のお話をして下さいました。オープン就労（障害者就労）は皆さんの関心が高い話題の一つ。

クローズで働けないから仕方なく？給料が安い？やりがいがない？・・などオープン就労に対する誤解は多い、と柴田さん。年々状況は良くなっている、と事例を交えながらお話下さいました。

オープンとクローズに上と下があるわけではない、正社員になることも魅力ばかりではない、など色々な気付きのある内容で、自分らしい働き方とは？を改めて考えてみることが必要なのだなと感じました。

また、オープン就労においても希望が持てるニュースや話題もあるとのこと、色々な事例をお聞かせいただき、とても勉強になりました。

その後グループに分かれて、柴田さんのお話を聞いての感想や今実際就労について困っていることなどをシェアしました。

皆さんからはそれぞれの悩みや不安について様々な声が。

今働いているけど、ストレス耐性がなくて今後続けられるか不安・・という方、社会復帰が怖いという方、など様々な方がいらっしゃいました。お子さんを育てながらの就労に不安があるという方からは、育児と家庭と仕事どうやって両立させればいいの？どうやったらワーママになれるの？という切実な声が挙がりました。

また通勤時間に関する話題も。やはり通勤時間が長いのは当事者にとってかなりの負担になりますよね。家から近くという条件で転職して楽になったという方もいました。ただ、近すぎるのも色々問題があるようで・・。

最後に柴田さんへの質問タイム。長めに時間を取りましたが、色々な質問が出て時間が足りないくらいでした。

いい会社の見分け方は？？という質問は皆さんかなり興味津々。柴田さんの今までのご経験の中から感じたこと、実際の事例など丁寧にお話いただきました。

ワーママについてのお話や認知行動療法についてのお話など様々な質問が出て盛り上がりました。

皆さん就労に関して、本当に様々な切実な悩みを抱えていらっしゃるんだなと改めて感じました。

就職が決まってこれから働くけど不安で仕方ないという方は、今回のお話を聞いてとても気持ちが楽になったとおっしゃっていました。

長時間でしたが、本当にあっという間。楽しい時間でした。

お話が心に残った、就労に少し希望が持てた、具体的な事例が聞けてとても参考になった、など皆さんそれぞれ感じるものがあり、かなり満足していただけたよう。

ご参加くださった方、本当にありがとうございました。

是非継続して開催していきたいな～と思っています！次回もお楽しみに☆