【ReOPA特別イベント】福祉ジャーナリストの福祉見聞録~居場所とピアサポート~を開催しました

スタッフのnaoです。

4月24日(日)に【ReOPA特別イベント】福祉ジャーナリストの福祉見聞録~居場所とピアサポート~を開催しました。

今回は福祉ジャーナリストの福田敏克さんをお招きし、居場所、ピアサポートについて、お話いただきました。

福田さんは精神保健福祉を長年取材されてきて、これまで様々な団体、活動、事件について取材をし、記事を書かれてきました。その経験から、いろいろとお話を聞くことができ、とても貴重なイベントとなりました。

まず初めに福田さんから居場所とピアサポートについてお話しいただきました。


【福田さんのお話】

福田さんのお話の中からいくつかピックアップしてご紹介します。

・自己を表現し自分を知る場が必要

障害者が自分の障害等を話せる場がない場合、どんどん辛い状況に陥ってしまう

そのため、自己表現できる場所→居場所、自助グループ等が必要

対等な立場でサポートする人→ピアサポートも必要

(ひきこもり、依存症等も同様に居場所、ピアサポートが必要)

・伴走型支援(寄り添っていく支援)

問題を解消することだけに固執せず、継続して関わっていく伴走者が本人と社会とのつなぎ役となり、社会的孤立を防ぐことが必要

・福祉政策は社会モデルに移りつつある

専門家が困っている人にアプローチし、改善する→医学モデル

対等の関係で回復を目指していく(ピアサポート)→社会モデル

社会モデルに移行している理由としては下記が考えられる

・専門家が不必要なので安上がり

・専門職の確保が難しい(人口の減少、人手不足)

・困っている人か否か区別が難しい→病気、貧困等に加えて、孤立・孤独があるため

【グループワーク】

次に2グループに分かれて、グループワークを行い、参加者の皆さんに福田さんのお話を聞いての感想を伺い、以下の感想が挙がりました。

「表現することは大事だか、表現する怖さもある」

「自助グループがもっと増え、自分に合う自助グループを選択できたらいい」

「いろいろと得られるものが多かった」

「伴走型支援について参考になった」

中には「自助グループ自体、知らなかった」という方もおり、もっと自助グループの存在を広めていく必要があると感じました。


【福田さんへの質問】

最後に福田さんへの質問の時間を設け、下記の質問が挙がりました。

「現在休学中→復学するのにどのような支援があるのか」

「当事者会を開催する上で主催者側が気を付けていることは何か」

「どうやって取材する団体を探しているか」

「自助グループについてイメージしづらいので知りたい」


今回のイベントを通じて、改めて居場所、ピアサポートがあることの安心感、重要さを実感しました。

今後さらに居場所、自助グループ等が増えていけば、生きづらさを抱える人がもっと減っていくのではないかと思いました。

今後も定期的に様々なイベントを開催していければと思っております。

参加された皆様、ありがとうございました!

~ReOPA レオパ~      <うつ病や生きづらさで苦しんでいる方の自助グループ>

うつ病やうつ状態で苦しんでいる方、 生きづらさを感じている方に寄り添う 自助グループです。 主に東京で活動しています。

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